確立されたT細胞測定テクノロジーをプラットフォームとしたT-SPOT®Discovery SARS-CoV-2
T-SPOT®Discovery SARS-CoV-2キットは、17年の最先端のT細胞測定テクノロジーの開発の経験、そして英国公衆衛生局や英国ワクチンタスクフォースなど政府機関との協力など、実績のあるT細胞技術を用いてSARS-CoV-2に対するT細胞応答の強さを検出し測定します。
なぜT-SPOTテクノロジーを選ぶのですか?
T-SPOTテクノロジーは、世界的に承認されている唯一のELISPOTプラットフォームとしてユニークであり、現在、T細胞の同定と測定に臨床的に使用されています。
このプラットフォームは、さまざまな場所で採取される新鮮な血液サンプルを一か所に集め、自動化ソリューションを用いることによって、複雑なT細胞応答測定を標準化し、使いやすさと拡張性を実現しました。このソリューションによって、大規模な研究やより広範なテストに対応が可能となっております。
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お問い合わせグローバルT細胞エキスパートコンソーシアム(Global T cell Expert Consortium : GTEC)は、T細胞の研究で世界的に一人者であるオピニオンリーダーにて作られたコンソーシアムです。
現在のCOVID-19のパンデミックは、感染症の管理と予防において考える必要があり、これまで以上に、免疫応答、SARS-CoV-2などの感染症に対する細胞性免疫におけるT細胞の役割、およびCOVID-19に対するT細胞応答を理解する必要があります。
このコンソーシアムでは、グローバルなオピニオンリーダーがT細胞の研究と教育を推進し、ウェビナーやポッドキャストなどでT細胞について教育します(英語)。
この活動およびコンテンツは、Oxford Immunotecのサポートを受けて、コンソーシアムの専門家が推進しています。
GTECのWebサイトにアクセスするには、以下をクリックしてください。
GTECT-SPOTテクノロジーの仕組み
ELISPOTテクノロジーに基づくT-SPOTテストは、細胞数と培養条件の両方に対して設計されています。これは、この検査が細胞数を標準化し、結果に悪影響を与える可能性のある血清因子を除去することを意味し、T細胞測定のための最も感度が高く特異的な検査になります。

- 血液採取は、ヘパリン管を使用します。全血から末梢血単核球(PBMC)を分離、洗浄し、細胞数を計測して、規定の細胞数になるよう調製します。
- 数を調製した細胞をマイクロプレートに添加し、特異抗原で刺激を行います。抗原に応答する細胞はインターフェロン-γを産生します。
- マイクロプレートの底には抗インターフェロン-γ抗体が固相化されており、細胞から産生されたインターフェロン-γを直接捕捉します。その後、二次抗体を添加し捕捉されたインターフェロン-γに結合します。
- 検出試薬が添加され、二次標識抗体と反応します。この反応により、インターフェロン-γが産生された場所にスポットが形成されます。